救急科
私たちはいつ、どこで急病になったり怪我をしたりするかわかりません。どれだけ気を付けていても、そのような事態に陥ることはあります。そのような困った時に緊急でかかれる病院は必要です。救急こそ医療の原点と言ってもよいでしょう。高齢化を迎えた昨今、救急車の出動件数は大幅に増えてきております。
日本の救急医療制度には、重症度によって1~3次医療機関という区分があります。1次は外来で対応でき帰宅可能な比較的軽症の患者、2次は入院治療を要する中等症から重症の患者、そして3次は2次救急医療機関では対応できない高度な処置が必要な重篤患者への対応機関となります。
当院はかねてから津市の2次救急医療機関として、救急医療を担ってきました。2018年3月に当院は増築棟を建設し稼働を開始しました。増築棟には救急車で搬送された患者様に対応すべく、救急室、各検査室、集中治療室、手術室までのスムーズな動線が確保され、救急医療を担う医療スタッフも常駐し、多くの救急車の受け入れが可能となりました(下図)。同時に三重大学医学部附属病院救急科の医師にも津市2次救急の手助けを協力いただき、当院の救急医療を担って頂いております。このため3次救急が必要と判断される患者様には、すぐに三重大学医学部附属病院への転院も可能な状況です。
当院の救急科常勤医師は2人とも日本救急医学会救急科専門医の資格を持ち、救急患者様へ専門的知識・技術をもって、適切な医療を提供できる体制にあります。
入院後も各科の専門医師と協力のもと、患者様には急性期を無事に過ごしていただき、その後の専門的治療やリハビリテーションに繋げるように日々努力しております。
救急科部長
熊谷 直人
資格等
医師の専門性資格
[ 厚生労働省医政総発0124第1号通知に準ずるもの、および日本専門医機構認定の資格等 ]
日本内科学会総合内科専門医
日本循環器学会循環器専門医
日本心血管インターベンション治療学会認定医
本心臓リハビリテーション指導士
日本救急医学会 救急科専門医
日本外科学会専門医
日本外傷学会専門医
その他資格等
DMAT研修修了
災害医療従事者研修修了
医師紹介
専門分野 FIELD
循環器内科・救急科
患者さんへのメッセージ MESSAGE
心血管疾患の治療を中心に、内因性疾患の急性期から慢性期までシームレスな診療を心がけております。一度、急病になってしまった としても、また元気な生活が取り戻せるように、サポートいたします。外来では心血管疾患の発症、再発予防を中心に診療しています。 一緒にメタボリック症候群、高血圧症、脂質異常症、糖尿病のコントロールをがんばりましょう。不整脈や心筋梗塞などには睡眠時無 呼吸症候群が隠れていることが多くあります。ひどいイビキ、つらい眠気、頭痛、夜に何回も起きてしまう、夜にトイレが近いなど、 睡眠時無呼吸症候群が疑われる症状がありましたら、遠慮なくご相談ください。
専門分野 FIELD
救急科専門医として救急・集中治療はもとより、外傷診療、災害医療に関することがらに従事しています。
現場から救急外来での初期対応、そしてより高度な入院治療というめまぐるしい流れのなかで、緊急度と重症度を考慮しつつ、継続的か
つより円滑な診療を行い、患者さんに最良の治療を提供するよう努めています。
患者さんへのメッセージ MESSAGE
当院では内科(循環器内科、消化器内科、腎臓内科)、外科、整形外科、心臓血管外科診療を中心に日々診療をおこなっておりますが 、時間外や休日の救急医療に関してもより迅速で適切な医療を提供できるよう体制をととのえております。津市の地域医療にこれからもさらに貢献できるよう、そして何よりも患者さんに安心して診療をうけていただけるよう体制を強化し、心強い職員全員一緒になって、信頼と実績を積み重ねていきたいと思っています。